サラリーマンが不動産投資をする場合のあれこれ考えたことまとめ
ねおもばんの会社にもかかってくるんです。
不動産やさんの営業が。
会議中も夕方も、たまに土日祝日にかかってくることも、、、いつもお疲れさまです。
決まり文句は
・税金が還付されますよ!とか
・老後の資産として形成できますよ!とか
・サラリーマンならみんなやってます!とか
いや、どこから電話番号もれたんや…
不動産投資は、
・マンションをローンで購入する
・購入したマンションを人に貸して家賃を得る
・家賃からローンを支払って、残った分が収益
というビジネスモデルです。
ですので、このビジネスの肝は一点のみ。
・ローンより高く賃貸する
すなわち、
・購入費用より、賃貸総額が高くなるような物件を選ぶ
ことに限ります。
購入費用を抑える手法
1.安い物件を選ぶ
2.一括、もしくはできるだけ安い金利で資金調達
賃貸総額を高める手法
3.駅近など、何十年先も需要が維持される物件を選ぶ
4.自分で付加価値を上げる(リノベーションなど)
になるわけですが、
全員が1~4を狙うわけですので、当然、プロが先に高収益物件を購入し、余ったものが市場で取引させている現状かと思います。
この中で一般のサラリーマンが優位性を見出せる手法があるとすれば、
1.相続や自分の土地を活用し、安く物件を取得できる
2.住宅ローン減税などの優遇税制を使い、プロより安く資金調達
3.最悪、自分が住み続けられる
4.不動産管理を自分でやる
でしょうか。
ここで、収益率での寄与度をざっくり考えてみます。
通常、不動産投資におけるリターンは、均すと年間4%くらいに落ち着くと思います。
ここを起点とすると、
1.建物の建設(取得)のみで賃貸収入が得られますので、土地を買って事業を始める人に比べると、大きな優位性があります。
自分の土地を使う +2%
2.住宅ローン減税や、銀行の住宅用融資であれば、銀行から年1%未満で数千万円の資金を借りれます。事業で借りると年3%前後の金利がかかりますので、サラリーマンは非常に有利です。
住宅ローン減税を使わず、通常融資で行う -3%
3.不動産投資の一番のリスクは、空き室になってローンを返済できなくなることです。最悪の場合、自分が住んだり、親族に貸したりすることを想定しておけば、リスク回避になります。
最悪、自分で住む等、空き室リスクが無い +2%
4.通常、不動産管理はすべてお任せするほうが楽ですが、それは管理コストを支払っていることと同じです。自分の身体、時間を使って不動産価値を維持することも、不動産投資の一助になります。
すべてお任せにせず、管理を自分でやる +1%
さあいかがでしょうか。
改めて考えると、リターンは悪くないものの、リスク(ぶれ幅)が大きい投資だと思います。まあ、一度買ってしまえば、あとは天と業者に任せて本業に集中できるのでサラリーマン向けだとは思いますが、、、リスクを完全に理解してからじゃないと、手出ししてはいけない代物だと思います。
自分の土地をもっているひとはいいなぁ!